「ヨミ子さん推し!」←今度の女子アナブームはちょっと違う。

2019.03.18

NHKは、AI(人工知能)を活用したバーチャルアナウンサー「ニュースのヨミ子」(以下、ヨミ子さん)が川柳にチャレンジすることを発表した。毎日新聞社の「仲畑流万能川柳」と第一生命保険の「サラリーマン川柳」のデータを活用してヨミ子さんに深層学習を行い、時事に合った《話題のニュース》の川柳を作れるようにした。川柳を詠ませるためのシステムは北海道大学とNHKで開発した。
ヨミ子さんは20118年3月にNHKが発表した3DCGのバーチャルアナウンサーで、「ロボット実況」の技術(競技データから実況内容を自動作成して音声合成で読み上げる)を活用して開発された。平昌五輪の実況にも使われた技術をニュース読み上げ向けに改良したもので、実況とは異なるニュース読み上げの発話内容に合わせて機械学習を行っている。
ある1人の女性アナウンサーがヨミ子さんに音声データを提供しており、何十時間も機械学習用のニュース収録を行った。連日のように収録して学習させる作業の繰り返しは半年間にも及び、音素以外にも声の特徴になる「高さ」や「抑揚」などのデータも学習させている。(データ量は音素10万ほど)
今後はニュース以外の会話や動作も向上させ、ヨミ子さんを成長させたい意向で、そのためにこれまで培ってきた機械学習を活用する考え。すべては『NHKらしいアナウンサーを実現したい』からだという。
(ITmedia『バーチャルアナのヨミ子さん、ニュースをお題に一句詠む サラリーマンの川柳学び』2019年03月12日)

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