『AI、IoTを成功に導く データ前処理の極意』(日立産業制御ソリューションズ・著、日経BP社・出版)

2019.04.15

急速に広まっているIoTの分野におけるAIの活用が、実業務において成果を得るレベルに到達できる企業が少ない原因は、AIにおける学習モデルの精度にある。AIにとって最も重要な点は「データの良しあし」であるが、現実にはAIに適したデータを収集するのは容易ではない。最善のデータ収集方法は「データの前処理」にある。
本書は、日立産業制御ソリューションズ AI&ビッグデータソリューションセンタが取り組んできた「IoTで生まれるビッグデータ」をAIに与えるためのデータの前処理に関する実践的なノウハウを事例に基づいてまとめ、AIモデルの精度向上を実現する実践的なノウハウをやさしく伝授する。対象は、IoTやAI、ビッグデータ解析の導入に興味を持っているか、あるいは、すでに導入されている企業の経営層やCIOをはじめ、情報システム部門や企画部門に関連する方々、実務的なデータ活用プロセスを学びたい学生など。なかでも、IoT、AI、ビッグデータ解析を導入する意欲がありながら、技術面・費用面で踏み切れないでいる企業の方々には特にフィットするだろう。
1章、2章では、データ利活用における「データ前処理」の重要性について紹介し、第3章以降では、IoTやAIにおけるデータ活用プロセスについてより実践的に解説する。各章では、データ分析ツールを用いた実践方法を掲載しており、プログラミングの知識なしに、データ前処理を体験できる。
【目次】
第1章 AI、IoTが日本で進まない本当の理由
第2章 データの前処理とは何か
第3章 AI、IoTにおけるデータ活用プロセス
第4章 実践ステップ①「ビジネスの理解」、ステップ②「データの理解」
第5章 実践ステップ③「データの準備」
第6章 実践ステップ④「モデリング」
第7章 実践ステップ⑤「評価」、ステップ⑥「展開」
第8章 実践ステップ⑦データのバリューアップ手法
付録 データ分析ソフト 「KNIME」の使い方

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