どうりで好きなタイプのコばかりが出てくると思ったわ、TikTok…
2019.04.22
中国Bytedanceが150カ国以上で提供しているスマートフォン向け動画共有アプリ「TikTok」の人気の秘密を探る。
爆速で成長した「TikTok」の特徴は、スマートフォンに最適化された縦型画面でたった15秒間の短尺動画をスワイプしながら気軽に視聴できるUI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)にある。また、一般の参加者が口パク動画やダンス動画を投稿しやすいように「ハッシュタグチャレンジ」でお手本を提示したり、人気楽曲が次々と耳に飛び込む音楽プレーヤーとしての使い勝手の良さなどが人気を呼んだ。
しかし、それ以上に「TikTok」の強さの根幹をなすのは、中国Bytedanceが大量のエンジニアを投入して磨くAIにある。
Bytedance創設者のチャン・イーミン(Zhang Yiming)は、AI技術を同社のコンテンツプラットフォームの核となる技術と位置付けており、機械学習アルゴリズムでユーザーに合ったコンテンツを提供する動画キューレションアプリ「Top Buzz」や、機械学習と深層学習アルゴリズムを搭載したニュースアプリ「Toutiao(頭条)」などのサービスを通じて培った技術を「TikTok」にも活用している。
「TikTok」では、機械学習の独自アルゴリズムで、ユーザーに合った動画の精緻なレコメンドを実現している。個々のユーザーが「いいね!」を押したりコメントをした動画や、フォローした相手、すぐにスワイプして見なかったコンテンツや完視聴したコンテンツ、その動画に使われていた楽曲などの手がかりを基にユーザーの趣味嗜好を自動で判別する。「TikTok」で動画を見始めて2、3分で最適化が効いてくるため、ユーザーが動画をどんどん見続けてしまう状態を生みだし。ドツボに入っていくのだと言う。
他にも体の動きの認識などにもAI技術を使っている。
(J-WAVE NEWS『なぜTikTokは爆発的な人気となったのか? その裏には優れた機械学習アルゴリズムがあった』2019年04月17日)
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