【朗報】試験の予測的中率があがります⇒出題者「うぐぐ」

2019.04.30

宅地建物取引士試験などの資格試験のオンライン学習サービスを提供するサイトビジットは、AIを使った司法予備試験の短答式問題の出題予測サービス『未来問(みらいもん)』を発表。5月19日に行われる予定の司法予備試験に向け、試験日前の4月29日からこの予想問題を一般に無料で公開する。

司法試験の受験資格を得るために必須となる司法予備試験への合格(または、大学の法学部卒業後に法科大学院を卒業すること)の受験者数は11年の開始以来、毎年増加の傾向。最近は「予備試験合格」というブランドにより就職活動を有利に進めることができるため、就活の有力ツールになりつつある。本来、予備試験は経済的理由で法科大学院に進学できない人に対する救済制度だったが、合格率は年々厳しくなり、今では旧司法試験時代と同じ合格率の「狭き門」となっている。

今回の予想問題は、2018年の宅建士試験前に実施した出題予測は78%の的中率だった。その際には2600人が事前に『未来問』を学習した。
短答式問題は民法、刑法、憲法、商法、行政法、民事訴訟法、刑事訴訟法の7分野および一般教養科目から95問が出題され、59%以上の正解回答で合格ラインに達する。そのため、『未来問』は60%以上の的中率を目指すという。

予想問題は過去5年分の問題に加え、サイトビジットの予想試験用の講座テキスト3500ページ分、更に、ウィキペディア法律用語344ページ分などを128ものカテゴリーに分類して分析し(「AI TOKYO LAB」の分析エンジンを使用)、AIを使って95問の予想問題を作成した。2018年の宅建試験の予想問題作成では手作業が多かったが、経験を積んだことで開発の手間は減りかなりの作業を自動化した。
今回はPRを兼ねて予想問題を無料公開するが、来年からは一部有料で提供する計画。

また、出題者側には「AIに追いつかれない試験問題を作ってほしい」というメッセージも込めているという。

(WEDGE REPORT『司法予備試験の短答式問題をAIが予測、試験日前の29日に無料公開』2019年4月25日)

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