「AIの愚直さに学べ!」 は?AIは愚直?と軽く優越感を持つオレ…
2019.05.07

「稼ぐ人(年収億超えの社長や投資家など)」の多くは基本的に独学で取り組んでいる。
稼ぐ人は情報収集やスキル、ノウハウなどは「知っている人」「デキる人」から
学んだままを取り入れる最短・最速の方法をとり、必要に応じて購入もするが、
一度必要なものを得た後は独力で学びながらビジネスチャンスを開拓し、成果を挙げること。
一方、囲碁の世界で人間を超えたことが話題になった「アルファ碁ゼロ」は、
あらかじめ膨大な指し手をインプットしたわけではなく、教師をつけない「独学」のみで強くなっていった。
ビジネスなどで成功を目指す人が得るべき教訓は、
「人工知能の姿勢のようにビジネスに取り組むべき」という考え方であり、皮肉なことに
「人間の脳をモデルに開発された人工知能」にこそ人間が学ぶべきポイントがある。
失敗を恐れ、失敗すると挑戦を諦めてしまう人間に比べ、人工知能は失敗を恐れず、
失敗に挫折することもない。愚直なまでに失敗から学び、自身をアップデートしていく。
「アルファ碁ゼロ」も、最初の頃の打ち方が「でたらめ」だと周囲から笑われたが、
最後には誰も勝てる者はいなくなった。
この点が、人間と人工知能を分けるポイントであり、「成功する人」は人工知能のように
独学でトライ・アンド・エラーをただただ愚直に繰り返す人だと言える。
イノベーティブな先端領域は体系化された知識や前例がない上に、
日々猛烈な勢いで変化を続けているため、特定の教師をつけることがそもそもできず、
自分自身のトライ・アンド・エラーの中から少しでも良い方法を模索して答えを求め続けることしかできない。
その際に人間には、感情を排除し愚直に失敗を続けて強くなる人工知能のような思考こそが必要である。
(MONEY PLUS『成功する人は「人工知能的な思考」の持ち主である』2019年5月1日)
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