ディープラーニングの星!! 高専生がすごすぎワロタwwww

2019.05.13

日本ディープラーニング協会と日本経済新聞社が共催、高専を対象に実施した「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(DCON) 2019」のレポート。


DCONのユニークな点は以下の二点。単なる技術コンテストではない点が特徴となっている。
(1)ディープラーニング活用のビジネスコンテストという主旨で、AI人材として注目される高専生を対象に開催
(2)仮にベンチャー企業だったとしての「仮想・企業価値評価額(バリュエーション金額)」で審査員が順位を決めるという評価方法が採用された

高専生のポテンシャルに対する期待の大きさから生まれたコンテストである。

予選に参加した約20校の中から本選には沖縄工業高専、長岡工業高専、香川高専からのそれぞれ2チームと、阿南工業高専、沼津工業高専から1チームずつが選ばれた。

各チームが本選で6分間のプレゼンを行い、技術と事業性を競いあった。

モンゴルからの留学生2人と日本人1人というチームで出場した長岡高専プレラボチームが、製造現場におけるアナログメーターに着目した出展作品「METERAI」で優勝した。

【METERAI概要】

工場のラインあるさまざまな機器のアナログメーターは、従業員の目視で点検や巡視用に確認されているが、このメーターを読み取るカメラ(Raspberry Piに搭載)を考案し、これに事業価値を加えるためにニューラルネットワークのAlexNetを導入して画像解析を行うようにした。

メーターから得られるさまざまなデータをリアルタイムで読み取ってビッグデータとして集積することができ、電力消費の削減や製品の品質改善に繋がることを目指すなど、AIの持つ価値を最大限に利用した。

アルゴリズムの開発には8カ月をかけたという。

「アナログメーターを人が読み取ることを課題とした着眼点」や「その対処として画像認識を使うソリューション」「省力化やコスト削減ではなく、品質向上などの付加価値に繋げる点」を評価され、

「バリュエーション金額(企業評価額)」は4億円、投資額が4000万円と高評価を獲得した。

(Business Insider Japan『日本のAI産業は高専生がつくる? 「高専DCON」がすごかった —— 製造現場をAIの目が支援、逆転発想の「電線点検AI」』2019年5月7日)

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