【朗報】不死時代が到来!! しかも、火の鳥を捕獲する必要なし!

2019.05.20

手の施しようがなく絶望的な病気と思われていたエイズは、HIVウイルスの働きを阻害する各種の薬が実用化され、現在では生命を奪う病気ではなくなった。
インフルエンザに対しては、タミフル、イナビルなどの抗ウイルス薬による強力な治療効果を発揮し、1回飲むだけでウイルスの増殖を抑えられるゾフルーザという進化した薬も成果を上げた。

人類最大の病魔に数えられる癌においても、胃がんや大腸がんは不治の病のリストから消えつつあり、乳がんや肺がんの克服も確実に進んでいる。

近年は、テクノロジーによる医療の進化がより本格化し、象徴的に手術支援ロボットの「ダヴィンチ(da Vinci)」などが導入され、人間にできない水準のことをやってくれるなど、人間の単純な代役ではなくなっている。

 

医学が完成していくことで、死の脅威をもたらす病気のほとんどが姿を消し、病気で人が死ななくなる「不死時代」が到来すると考える医学博士の奥 真也氏は、「たいていの病気は治癒しない」「治癒する必要はない」というのが医師の感覚だと言う。

医者にとって、病気の9割は常に「病気というステータス」にあり、「完全に治癒しなくても日々の生活に支障がなければよい」という状態を目指している。

そして、「一病息災」という考え方(=ある病気とともに生きる)が「多病息災」に発展するのが、これから迎える「不死時代」であり、人々は「病的な状態」を複数に持ちつつ、生命を脅かされることなく生命との間に均衡を保っている状態を保ち続ける。
従って、常に自分にいくつかの病的な状況があることを理解し、その状態こそが「人間の普通の状態」だと認識し、気に「病む」ことはなく、また、多病だから死ぬこともない・・・それが「不死時代」だ。

また、人類はこれから医療イノベーションの収穫期に入っていくことになり、治療の方法論は大きな前進を遂げつつある。
医療の完成という点では、あらゆる医療行為の出発点である「診断」の誤診をなくすことが最大の課題であり、AIが人間を凌駕する時代が到来。AIは、人間のように思い込みで病気を見逃すことはなく、疲労による判断ミスもなく、誤診率をかぎりなくゼロに近づけるなど、安定的に正確な診断ができる。
(東洋経済オンライン『令和時代、人は「死」を意識しないようになる』2019年5月19日)

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