【偉人!】13歳で医師一家を家出し日本を飛び出した少女はAI遠隔診断の女神となった

2019.05.20

世界の隅々にまで医療を届けるというミッションの下、ソフトウェア開発事業を軸にバングラデシュに進出した東京大学発ベンチャー企業miupは、人口約1.6億人のバングラディシュでIT技術をつかった遠隔診断から薬のデリバリや臨床検査などのサービスを提供している。miup取締役・酒匂真理氏に聞く。


【Miupが展開する3つの事業】
(1)遠隔医療サービス
バングラデシュの都会に住む富裕層や中流層に向けたデリバリ型の検診サービスで、現段階におけるmiupの収益源。ウェブや電話で予約⇒医療従事者が自宅に来て血液検査などを実施⇒それらのデータを自社ラボで解析⇒診断結果を受けて、必要があれば医者とリモートでつないだり、薬をデリバリ。
(2)臨床検査センターの受託と運営事業。遠隔医療サービス提供するにあたって必要と判断し立ち上げた自社のラボ。現地で評判が立ち、他の病院などからも臨床検査を受託するようになった。
(3)AIを活用した検診・遠隔医療システムの開発。簡単な問診で病気を特定しトリアージできる遠隔医療の診断補助システムの開発から、大量の検査数値を相関分析してBMIや血圧などの簡単な数値を基に疾患リスクが高い人を抽出する「AI検診モデル」の構築に移行。
※miup共同創業者の長谷川嵩矩氏は、医療AIやバイオインフォマティクスの研究者であった。

インターネットの普及によって教育や医療を安価で受けられる時代になってきた現在、マズローのいう「生理的欲求」や「安全の欲求」を満たしたうえで、皆が本来持っている才能をぶつけ合い、才能を活かしながら自己実現できる社会を実現するために、ITを使った医療サービスを通じて、その一翼を担っていきたいと酒匂氏。
(Forbes JAPAN『AI遠隔診断で途上国の人々を救う。13歳で日本を飛び出し、見つけた居場所と未来像』2019年05月18日)

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