全能の神!? パイソン!(モンティはつけるな)

2019.06.24

PythonでつながるAIの世界


AI企業との共創力を培うためにはAI分野の役割や位置づけを知っておく必要がある。そこで、Python言語(以下、Python)を通じて現在のAI分野の全体像を大まかに整理する。

令和の時代になって、特に企業間での共創を軸とした話題に注目が集まっているが、中でもAI分野は「オープンイノベーションの取り組み」としてひときわ注目が高い。

学習に「教材」が必要なAIは、AIに与えるデータの質が事業成功の鍵となるため、AI系ベンダーの高い技術力だけではいかんともしがたく、企業が持っているデータの質で結果が大きく異なり、だからこそデータを持っているそれぞれの分野の企業がAIベンダーと共創を行なうことになるためだ。

共創のケースでは、多数の事案に対応できるようにベンダーは専用のAIをゼロから開発するわけではなく、それぞれの技術力で作ったフレームワーク(システムの基本的な機能を集約した基盤、無償で提供されている)で対応することが多い。

Preferred Networksが提供するChainerや、米Googleから提供されているTensorFlowを筆頭に、Keras、PyTorch、Caffeなど、フレームワークは百花繚乱の様相を呈しているが、これらもはどれも、非常に記述性が高く、AI分野ではユーザーサイドでも使いやすい主流の言語となっているPythonを使うものである。

Pythonを使えば、AIの基本的な部分には高度なフレームワークを活用する一方で、データを解析する本当のノウハウ部分だけを書いて構築することが可能となる。

もともとAIのために開発されていないPythonがAI分野で多く利用されるのは、以下の特徴を持っているからである。
●インタプリタ型言語
●ライブラリの充実
●書きやすさと読みやすさ
(JBpress『PythonでつながるAIの世界』2019年6月19日)

詳しくはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 *が付いている欄は必須項目です

関連記事

TOPICS

MORE