『Rによるやさしい統計学』(山田 剛史,杉澤 武俊,村井 潤一郎・著、オーム社・出版)

2019.07.22

統計学の理論を簡潔に解説しながら、Rの操作手順⇒アウトプットの解釈という流れで丁寧に行っていく構成で、統計の知識とRの操作が無駄なくわかるようになっている。
全部で20章からなり、前半の7章は基本編、後半の13章が応用編と位置づけられている。章末には、「動物の体重と脳の重さ」「子どものゲーム時間と親の認識」「北海道日本ハムファイターズと東北楽天ゴールデンイーグルスはどちらが強い?」「じゃんけんの結果を予測できるか?」などのユニークな練習問題を用意し、学習成果を確認するとともに理解の助けとしている。文科系の学部学生 Rで統計を勉強したい人や、Rに興味はあるが「初心者には難しそうだから」といって敬遠して実際には手を出していない人におすすめ。

【目次】
第I部 基礎編
第1章 R と統計学
第2章 1 つの変数の記述統計
第3章 2 つの変数の記述統計
第4章 母集団と標本
第5章 統計的仮説検定
第6章 2 つの平均値を比較する
第7章 分散分析
第II部 応用編
第8章 ベクトル・行列の基礎
第9章 データフレーム
第10章 外れ値が相関係数に及ぼす影響
第11章 統計解析で分かること・分からないこと
第12章 二項検定
第13章 プリ・ポストデザインデータの分析
第14章 質問紙尺度データの処理
第15章 回帰分析
第16章 因子分析
第17章 共分散構造分析
第18章 人工データの発生
第19章 検定の多重性と第1 種の誤りの確率
第20章 検定力分析によるサンプルサイズの決定

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