【画像認識AI】スマホ片手の美術鑑賞ですが表現は不自由ではないです。

2019.08.13

横浜美術館、NTTテクノクロス、NTT東日本神奈川事業部、アクアビットスパイラルズの4者が、横浜美術館で開催中の「横浜美術館コレクション展」において、画像認識AI(人工知能)サービス『かざして案内 for Biz 1』の実証実験を行っている。作品は「いのちの木」で、空間全体と作品とし、空間内に展示されている39点の作品が実証実験の対象になる。
NTTが開発した『かざして案内 for Biz 1』は、案内看板や建物、商品などにスマートフォンをかざして経路案内や観光情報などを表示するサービス。アクアビットスパイラルズが提供するクラウドコントロール型情報発信デバイス「スマートプレート」(QRコードとNFCタグに対応)に来館者がスマートフォンをかざすことで設定されたデジタルコンテンツを表示する。
『かざして案内 for Biz 1』による表示コンテンツは作家名、作品名、制作年、素材、寄贈者など。横浜美術館の担当者によれば、どれも通常はキャプションボードに記載されている情報だが、今回は壁面全体が作品なのでキャプションボードの代わりに同サービスを活用することになったもの。これにより、来館者は手元で作品情報を知ることが可能になり、美術館にとっては鑑賞シーンの多様化による来館者の満足度向上を図ることができる。
NTTのAI技術「corevo」の1つ「アングルフリー物体検索技術」によって、斜めからかざしたり前に人がいたりしても対象物を約9割の精度で認識する。また、必要な参照画像数は従来の10分の1程度なので、準備の負担低減にもつながる。
(ZDNet Japan『画像認識AIを美術作品に活用–横浜美術館で実証実験』2019年08月09日)

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