手書き文字の答案をAIが採点⇒ワイの達筆についてこれるものなら…
2019.08.26
大量の“手書き答案”をAIが98%の精度で読み取る!
小学校の新学習指導要領全面実施(2020年4月から)に向け、テクノロジーで教育にイノベーションを起こす「EdTech(エドテック)」領域を手がける企業の取り組み本格化が見込まれる。(「EdTech」は、EducationとTechnologyを組み合わせた言葉)
新学習指導要領では小学5・6年生を対象にプログラミング教育が導入されるため、文部科学省、総務省、経済産業省が、機運醸成を目指し、この9月を『未来の学び プログラミング教育推進月間』としたのを受けて、17社・団体が取り組みを実施する予定となっている。
各社の動きも活発化しつつあり、例えばLINEはプログラミング学習プラットフォーム『LINE entry』で、プログラミング教育用のソフトウェア・オリジナル教材などを今秋から一般向けに無料提供することを発表している。
また2020年度から大学入学共通テストが始まり、今後の答案には記述式が重視されると予想されるため、大量の「記述式答案」をどう採点するかということが課題になるが、教育サービスなどを手がけるEduLabでは手書き文字をAIで読み取る技術の開発を進めている。
人が文脈に沿って文字を理解すること踏まえ、複数の文字を一括で読み取るように機械に学習させ、識別が難しい文字を認識可能とした。手書き答案に含まれる大量の文字データベースをAIに学習させたことで、人間と同じプロセスで文脈を読むことができるようになり、現在では98%の精度で読み取れるという。
AIを活用することで、特定のキーワードが手書きの回答に含まれているかも簡単に確認でき、大規模な採点現場でのさらなる活用を視野に入れている。
(FNN PRIME『大量の“手書き答案”をAIが98%の精度で読み取る! 「テクノロジー×教育改革」はイノベーションを起こすか?』2019年8月23日)
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